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横山光昭氏直伝!年収200万円からの貯金生活メソッド 物価高を乗り越える家計やりくり術

普段の生活を見直して余分な支出を減らす

今年はエネルギー関係の値上がり、円安などの影響で、モノの値段が上がっています。その割に給料が上がらないので、「家計」に注目する人が増えていると感じます。
物価高…。この状況とうまく付き合うには、家計ではどのようなことに気を付けると良いのでしょうか?こんな取材を良く受けますが、実は裏技はありません。これまでもお話してきたような支出の把握と振り返りをしっかりと行って、余分な支出を減らすことが一番です。余分な支出とは、息抜きのために使うお金や、お祝いなどに使うようなお金のことではありません。今の生活には過剰だと思える契約とか、余ってしまう消耗品にかけるお金のことです。
例えば当たり前に支払っている固定費。今の料金が高くはないのか、使い方に見合っているのかなどを再確認してみましょう。電気代は電気の使い方そのものをまず見直すことが必要ですが、それ以外に契約アンペアの見直しもできます。また、電力自由化を利用して電力小売事業者を変えることも検討できますが、今は電気代が高くなっているので、慎重に検討してください。また、スマホの契約内容や携帯電話事業者を見直したり、生命保険の見直しも効果があるものです。
変動費では食費が気になるところですが、これも食材の無駄を出さない、余るほど買い物しないなどの当たり前となっている工夫をしていくことが大切です。ほかにも、値段が上がっている食材をふるさと納税の返礼品でもらうということも、食費削減に有効です。
米、肉、魚、野菜などの食品をはじめ、ティッシュペーパーや洗剤など、生活に必要なものが返礼品にあります。ご自分の収入と家族構成により決まる寄付上限額までの寄付なら、自分の財布から負担するのは2,000円だけ。それ以上の金額は翌年の所得税、住民税から戻ります。寄付をするときには実際いくらの商品かな?等と考えたりしますが、実際は2,000円だけの負担ですから、物価高などを度外視してもお得なのです。それが被災地等の復興につながったり、返礼品が規格外で売り物にならない商品だったりすると、その自治体の役に立つこともできます。

「家計の三分法」で支出をコントロール

細かいことをやってもあまり効果がないという方は、支出全体を「家計の三分法」で管理してみるのも良いでしょう。支出の全体を把握したうえで、自分の価値観で支出を「消費」「浪費」「投資」に分ける管理法です。それぞれの内訳は「消費」は生活や生きるために必要な支出で、食費や水道光熱費などです。「浪費」は明らかにムダな支出。「投資」は自分の将来に役立つ自己投資や預貯金・金融投資などへの支出です。
この割合が「消費:70%」「浪費:5%」「投資:25%」に近づくように、支出をコントロールします。上手く管理する方法は、客観的に分けること。主観が入ると、どうしても浪費がなくて消費や投資ばかりに分類しがちなので、冷静に分けていくことが大切です。この管理をしていくと、費目に関係なく不要な支出のみを抑えていけるようになるので、物価高に影響される家計のやりくりに役立つものと思います。

『年収200万円からの貯金生活メソッド』の連載は、今回が最終回となります。

約5年間に渡り、本コラムを執筆させていただきました。
日常生活の中で何かお役に立てるものがあったとしたら幸いです。夢咲Club会員の皆様より長い間ご愛読いただいたことに感謝申し上げます。

横山 光昭

  • 横山 光昭氏
  • profile

    家計再生コンサルタント
    株式会社マイエフピー代表取締役
    横山 光昭氏
    家計のマイナス面の盲点を見つけ、無理なくできる再生と貯金の方法を紹介。厳しくも依頼者に寄り添う親身な指導内容はお金の問題だけでなく依頼者の人生までも再生させ、多くの人から共感を得ている。各種メディアへの執筆、TV出演なども行う庶民派ファイナンシャルプランナー。