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横山光昭氏直伝!年収200万円からの貯金生活メソッド レジャー費の考え方

家計の実態

夏休みも目前に迫りました。子どもたちは長期休みに胸躍らせ、海に山に遊園地にと、レジャーに出かけることを楽しみにしていることでしょう。大人も夏に少し長めの休暇が取れ、どこに行こうかなと思いを巡らせている人もいるのではないでしょうか。
レジャーというと、いつもは行けない遠い土地に行ったり、普段とは違う体験ができたりと、楽しいものです。ですが最近は、子どもの塾代や高額なスマホ代、生命保険料、食べ盛りの子どもたちにお金がかかり、手取りは社会保障や税金の負担増で減っているので、そんなゆとりはない、という話も聞きます。

レジャー費で無理しない

それでも見栄を張るのか、無理にレジャーにお金をかけようとするご家庭が結構あるのです。ボーナスをすっからかんに使ってしまったり、クレジットカードの分割払いを利用したり、家計においてはあまり良いとは言えない方法でその費用をねん出してまで行くのです。
JTBの調査では、一昨年前の1人あたりの国内旅行の平均費用は3万5200円、海外旅行は25万9000円。4人家族で1泊2日の国内旅行に行くと、10万円以上もお金がかかるのです。これは無計画にレジャーにお金をかけている場合ではありません。レジャー後のお金のやりくりに大きく影響してしまうほどの額なのですから。

レジャーの本当の目的

そもそも、レジャーにそんなにお金をかける必要はあるのでしょうか?レジャーは大人も子どもも、気分転換とリフレッシュができ、家族との関係を深めたり、新しい体験をしたりすることが目的です。必ずしも遠くへ行ったり、変わった場所へ行く必要はないと思います。今年は思い切って発想を転換してみましょう。お金をかけずにレジャーを楽しむのです。ハイシーズンの混雑時に遠出をして、長時間の渋滞に巻き込まれ、疲れ果ててケンカでもしたら、本末転倒です。

お金をかけずに楽しむ方法

夏は地域で夏祭りをすることも多いでしょうし、夏休みは子ども向けの実験教室や体験教室の開催も多いものです。あらかじめ地域のチラシや広報誌をまめにチェックしておくとそういった情報が得られると思います。そうやって地域の自治体が主催するイベントに参加するのもよいでしょうし、最近ブームになっている「工場見学」も、うまく活用するといいでしょう。具体的に探してみると、東京ではサントリーの武蔵野ビール工場、羽田空港のJAL航空教室といった、家族全員が楽しめる工場見学がすぐに見つかりました。完全予約制のものもあるのであらかじめチェックしておいた方がいいですね。
また、ご実家など滞在しやすい土地に長期滞在し、いつもと違う暮らしのあり方を体験するのもよいでしょう。

お金はメリハリが大事!

私は何でもかんでもケチればいいとは思っていません。要はメリハリです。節約した分は貯めておき、家族で計画的に長期の旅行や海外旅行にいったり、子どもが楽しんでいる習い事費用や海外留学・ホームステイなどの費用に回す。このようにメリハリをつけると、より楽しむことができるレジャー費の使い方になるでしょう。何事も見栄を張って漫然とやるのが一番良くありません。

  • profile

    家計再生コンサルタント
    株式会社マイエフピー代表取締役
    mirai talk株式会社取締役共同代表
    横山 光昭氏
    お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで確実な再生をめざす庶民派ファイナンシャルプランナー。独自の貯金プログラムを生かし、これまでに15,000人以上の家計を再生している。

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